航海日誌No.13

第13日目 北海道松前港出港―江差港入港―岩内町岩内港入港

松前港を定刻8時出港。
今日も波は穏やか。快調!途中江差追分、北前船で有名な江差港に入港。
緊急行動が予想される江差海上保安署の巡視船が黒煙を吐き出しながら全速で出港。
何か118の緊急通報が入ったのか、我々にとっては陸上の警察と大違い。
警察は見るだけで何も悪い事をしていなくてもドキッとします。
海上保安庁は頼もしいパートナー。ドキッとするどころか大きな安心感と頼もしさがいっぱい。
人命救助のイメージの海上保安庁。交通取締りの警察。大違い。ありがとう、頼りにしています海上保安官!
江差を出港、一路平成5年に襲った奥尻島の青苗漁港へ。距離70キロ弱。
波も無く、時速30ノット(約60km/h)で奥尻を目指す。
漁港に係留し、津波慰霊碑に礼拝。
190名余の人が死亡、行方不明とか。大きな被害の地区は大きな芝生の公園で民家は別の高台へ再建らしい。
やはり離島は何か感動するものがある・・・頑張って下さい。
奥尻の周辺を観光の後、一路小樽へ。
しかし結構時間がかかり予定変更。グーーーンと手前の岩内町の岩内港に宿泊決定。
一路岩内を目指す。4時半無事岩内港に入港。ほっと一息。
2005.6.11

松前港

江差港

奥尻島青苗漁港

奥尻島青苗漁港に係留中

奥尻島津波慰霊碑

奥尻 津波に襲われた跡地

宿泊地岩内港

奥尻青苗地区の風景

航海日誌No.14

第14日目 岩内港出港―カムイ岬・積丹岬―小樽マリーナ入港

今日は前日に小樽まで足を伸ばす予定だったが、積丹半島手前の岩内港での宿泊だったので
岩内から積丹半島を廻って小樽までの短い行程。
途中ニセコ積丹国定公園のきれいな海岸線を眺めながらカムイ岬、積丹岬を廻って11時30分小樽マリーナに入港。
途中多少の波があり、中速で航行したため、少し時間が多めにかかった。
小樽マリーナで係留手続きを済ませ、隣の海鮮レストランで昼食。
陸上のレストランでの昼食は出港以来初めて♪
昼食後、石原裕次郎記念館・北一硝子・小樽オルゴール堂・小樽運河とお決まりのコースの散策。
夕食は小樽寿司屋通りで小樽寿司で夕食。
再びマリーナに帰りエンジンオイルの補給と、接岸フェンダーの取付け直しを行い
荷物を持って、マリーナ隣のホテルヒルトンで宿泊。
明日は波が無ければ一気に納沙布岬を廻って北の端、稚内港まで進める予定。
今日はマリーナでの燃料補給は単価が高価な為行わず、途中留萌港で燃料補給の予定。
状況により利尻島での宿泊になるかも・・・。
2005.6.12

ホテルより岩内町風景

ニセコ積丹国定公園

カムイ岬

積丹岬

小樽マリーナからヒルトンホテル

昼食場所海鮮市場

石原裕次郎記念館

小樽北一硝子

小樽の賑わい

オルゴール堂

小樽運河

小樽運河でも服は航海用

旧日銀小樽支店

ヒルトンホテル小樽 宿泊

夕刻の小樽マリーナ

航海日誌No.15

第15日目 小樽マリーナ出港―留萌港で燃料補給と昼食休憩―利尻富士鷲泊港入港

今日は小樽ヒルトン朝食無しの素泊まりで節約したため7時30分出航でホテル出発。
マリーナに移動し燃料補給、オイル補給後8時出航。
燃料と時間節約のため石狩湾をショートカット、少し波が高かったが航行に支障なし。
浜益町から海岸線を航行、留萌港に入港し燃料補給と早昼の昼食と休憩。
久しぶりに陸上でのコンビニ弁当、通常は船上でお菓子類で済ませている・・・。
苫前町より天売島、焼尻島遠望。本当はよってみたいが航行区域外で願いかなわず・・・。
無法航行厳禁が心情の船長。
天塩町から利尻島へ方向転換、一気に利尻島を目指す。遠くに利尻富士が見えたときは二人で感動
利尻富士町の鷲泊港に無事入港。
今日も天候は晴れ、少し波は合ったが快適な航海であった。
明日は納沙布岬、宗谷岬を回りオホーツク海だ!!
2005.6.13

小樽に停泊中の新日本海フェリー

留萌港

留萌にて休憩中

留萌漁協

苫前の風力発電

天売島遠望

利尻富士その1

利尻富士その2 綺麗です

航海日誌No.16

第16日目 利尻富士鷲泊港出港―稚内港入港 燃料補給と航海用レーダー修理―枝幸港入港燃料補給ー紋別港入港

昨夜は居酒屋で夕食。朝ホテルの車で港へ燃料補給に。
ところが1リットル157円と高いので断り、一路稚内港へ入港。
稚内は大きな港で、海上保安庁の巡視船も停泊。海上自衛隊の護衛艦も停泊。
さすがロシアとの国境の町!多少緊張感が出る。
燃料の補給と、航海用レーダーの修理を行い宗谷岬へ。遠くにサハリン(樺太)が見える。
一路紋別港へ針路を取り、航海。途中晴天にもかかわらず濃霧で視界20メートル。
レーダーとGPSプロターで機器走行開始。オホーツク海の事は色々調べて知識は持っていたが
四方が視界20メートルは少し不安・・・。しかし機器を多用し安全航行。30分ほどすると一気に快晴!
沿岸ののどかな平野や丘陵地、牧場。さすが北海道!本土にはない風景である。
2人はこの風景に感動し、大地を感じる。
今晩の宿泊地はカニで有名な紋別港。大変大きな漁港である。
オホーツク海一の漁港、紋別。
もちろん漁港ばかりでなく、商港岸壁もあり貨物船が3隻入港している。
漁船も大型船が無数に停泊。
適当な係留場所を見付け、停泊。スタンドより補給用のガソリンを受け取っている時、地元紙の新聞記者が・・・!!
今は紋別市長選挙と、市会議員の補欠選挙の最中。
日本一周の看板をつけたボートに立ち寄り取材させてほしいとの事。
速OKを出し、インタビューと写真撮影。やはり船で日本一周は大きな事なのか?
各地の港に入ると岸壁の地元の皆さんの質問攻めに会うのは日々の事ですが・・・。
港の近くの紋別セントラルホテルに宿泊。今日はオホーツク海鍋で乾杯!
明日は知床半島一周し、羅臼港で宿泊予定です。
2005.6.14

利尻島鷲泊港

利尻島連絡フェリー

野寒布岬

稚内港

宗谷岬

日ノ出岬

給油頑張ってます!枝幸港にて

濃霧の航行

紋別港

紋別セントラルホテルにて夕食
いっぱい食べて力をつけます!

オホーツク海鍋はほんて〜うめゃ〜もんだわ
ごっつぉーがよ〜けあるで焼酎もすすむ・・・